なんでもかんでも「ハラスメント」。
芸能人がスタッフの不手際に怒っただけで「パワハラ」。
上司が仕事しない部下に注意したり、仕事のできない部下にアドバイスしても「パワハラ」。
ハラスメントという言葉が今や「自分に取って嫌なこと」の代名詞になってしまった感がある。
それだけ自己主張の強い時代になったということか。
自分がどれだけのものとおごっているのか。
生意気。
それだと満員電車で押しつけられたとかでも「ハラスメント」になる。
コンビニの店員が無愛想でも「ハラスメント」。
鴉の糞が頭に落ちてきても「ハラスメント」。
毎日毎日「ハラスメント」だらけ。
というか一体何ハラスメント?
もうそうなると自分の存在自体が自分以外の全てのハラスメントの対象になってしまってるんでは?
1回や2回そういうことがあったから「ハラスメント」とか安直というかバカすぎない?
動物か子供かって感じ。
「ハラスメント」と言われた側も不快になる。
それは「逆ハラスメント」になるのでは?
ハラスメントは同じ人から繰り返し不快なことをされてはじめて「ハラスメント」になるのではないだろうか。
ハラスメントと思う前に「相手はたまたま不機嫌だったのかもしれない。そういう時もあるよね」「この人は皆に対してこういう言い方がデフォルトなんだな、こういう人なんだな、悪気はない」「この叱責はハラスメントなのか指導なのか」と冷静に考えるべき。
あなたの「それはハラスメントです!」と言う主張が、逆に他人に対しての「ハラスメント」になっているということを肝に銘じて慎重に発するべき。
あまり使いすぎるとみんなあなたに大切なこと、重要な情報を伝えてくれなくなり人間社会で生きていけなくなりますよ。
あなたにかかわると言いがかりつけられてやっかいな目にあうからと。